確率の理解(ベイズの定理)・問題9を示します。
問題9
3囚人問題をベイズの定理で考察する。
3人の囚人A,B,C全員が処刑されることになっていたところ、1人だけ恩赦されることになった。誰が恩赦になるのか決められたようだが、3人の囚人は知らない。
結果を知っている看守に、囚人Aが「BとCのうち、処刑される一人の名前を教えてくれ」と頼んだ。
看守は、「囚人Bは処刑される」と教えた。
囚人Aは、「自分の助かる確率は1/3だった。囚人Bが処刑されるので、
助かるのは自分と囚人Cだけになったので、助かる確率は1/2になった」と喜んだ。
そして、囚人Aは、囚人Cにこの話を伝えた。
すると、囚人Cは、「あなた(囚人A)の助かる確率は1/3だが、私の助かる確率は2/3になった」と喜んだ。
囚人Aと囚人Cの判断は、どちらが正しいのだろうか。
ただし,「恩赦になるものは等確率で決められる」、「看守はうそをつかない」、
「囚人B,Cがともに処刑される場合には、1/2の確率でどちらかの名前を言う」
ものとする.