確率の理解(条件付き確率)・問題3の解答例を示します。
問題3の解
太郎が選ばれる事象をA、花子が選ばれる事象をBとする。
(1)の解
太郎が選ばれる場合は、太郎を除いた6人から2人を選ぶ組合せとなり、
C(6,2)通り。
3人が選ばれる場合は、7人から3人を選ぶ組合せとなり、C(7,3)通り。
したがって、求める確率P(A)は、
P(A)=C(6,2)/C(7,3)=3/7
となる。
(2)の解
花子が選ばれる場合は、花子を除いた6人から2人を選ぶ組合せとなり、
C(6,2)通り。
3人が選ばれる場合は、7人から3人を選ぶ組合せとなり、C(7,3)通り。
したがって、求める確率P(B)は、
P(B)=C(6,2)/C(7,3)=3/7
となる。
(3)の解
太郎と花子がともに選ばれる場合は、太郎と花子を除いた5人から1人を選ぶ
組合せとなり、C(5,1)通り。
3人が選ばれる場合は、7人から3人を選ぶ組合せとなり、C(7,3)通り。
したがって、求める確率P(A∩B)は、
P(A∩B)=C(5,1)/C(7,3)=1/7
となる。
(4)の解
太郎が選ばれたとき、花子が選ばれる確率は、条件付き確率P(B|A)になる。
P(B|A)=P(A∩B)/P(A)=(1/7)/(3/7)=1/3
P(B)=3/7>P(B|A)=1/3 より、太郎が選ばれることで花子が選ばれる確率は
やや低くなる。
(5)の解
花子が選ばれたとき、太郎が選ばれる確率は、条件付き確率P(A|B)になる。
P(A|B)=P(A∩B)/P(B)=(1/7)/(3/7)=1/3
P(A)=3/7>P(A|B)=1/3 より、花子が選ばれることで太郎が選ばれる確率は
やや低くなる。