確率の理解(確率の定義)・解説1を示します。
解説1
確率とは、現象の起こりやすさを数値で表したものであり、
それは個々の事象に数値を割り当てることを通じて表現できる。
それぞれの事象に対して、その起こりやすさを表す確率を決め方として、
数学的確率、統計的確率、公理的確率 などがある。
(1)数学的確率
根元事象の起こる確率は同様に確からしいと仮定することで、
確率を計算する。
適用できる範囲が狭い。
(2)統計的確率
実際に試行を繰り返し、事象の起こった頻度を確率とする。
数学的に扱いにくい。
(3)公理的確率
確率の公理を定め、その公理を満たすものを確率として定義する。
数学的に扱いやすく、多くの問題に適用できる。
数学的確率を含んでいる。
ここでは、(1)数学的確率、(3)公理的確率 を考察する。