パズル万華鏡

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色つき玉の確率問題(7)の解

 色つき玉の確率問題(7)の解答例を示します。

 

問題(7)の解

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 2つの袋がA,B,Cのどれかわからないので、3つの組合せ(A,B)(B,C)(C,A)を考える。

(イ)2つの袋がA,Bで、残りの袋がCのとき

 つぎの場合が考えられる。

 ・袋Aから白玉1個、袋Bから赤玉1個取りだした後、
  袋Cから白玉1個取り出す場合

起こりうる場合は、5×2×6=60通り
  条件に合う場合は、5×2×3=30通り

 ・袋Aから赤玉1個、袋Bから白玉1個取りだした後、
  袋Cから白玉1個取り出す場合

起こりうる場合は、1×4×6=24通り
  条件に合う場合は、1×4×3=12通り

 表にまとめると、つぎのようになる。

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(ロ)2つの袋がB,Cで、残りの袋がAのとき

 同様に考える。

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(ハ)2つの袋がC,Aで、残りの袋がBのとき

 同様に考える。

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まとめると、

  起こり得る場合が (60+24)+(72+36)+(90+18)=300 通り、
  条件にあう場合が (30+12)+(60+30)+(60+12)=204 通り

となり、求める確率は、 204/300=17/25 となる。

(考察)袋が3個(A,B,C)あり、それぞれに玉が6個入っている。

  1つ目の袋には白玉が5個、赤玉が1個
  2つ目の袋には白玉が4個、赤玉が2個
  3つ目の袋には白玉が3個、赤玉が3個

 2個の袋から(どの袋かわからない)それぞれ1個ずつ玉を取り出すと白玉が1個、赤玉が1個であった。残る袋から赤玉を1個取り出す確率は、1-17/25=8/25である。

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