パズル万華鏡

面白いパズルの紹介と解説をします。

動物親子渡河問題(3)

 動物親子渡河問題(3)を紹介します。

 

問題(3)

 トラとライオンとヒョウとオオカミの親子が川の左岸にいる。
川にはボートが一そうあり、一度に2頭しか乗れない。
また、親がいなくなって子だけになると他の親が子を食べてしまう。
このボートで8頭が無事に川を渡り右岸に着けるか考察せよ。
ただし、どの親子もボートを漕ぐことができるものとする。

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動物親子渡河問題(2)の解

 動物親子渡河問題(2)の解答例を示します。

 

問題(2)の解

 最小渡河回数は11回で、486通りの渡河方法がある。

親トラ(A)、子トラ(a)、親ライオン(B)、子ライオン(b)、親ヒョウ(C)、子ヒョウ(c)とする。

 ひとつの解はつぎのようになる。

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動物親子渡河問題(2)

 動物親子渡河問題(2)を紹介します。

 

問題(2)

 トラとライオンとヒョウの親子が川の左岸にいる。
川にはボートが一そうあり、一度に2頭しか乗れない。
また、親がいなくなって子だけになると他の親が子を食べてしまう。
このボートで6頭が無事に川を渡り右岸に着けるか考察せよ。
最小渡河回数とその解の総数を求めよ。
ただし、どの親子もボートを漕ぐことができるものとする。

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動物親子渡河問題(1)の解1

 動物親子渡河問題(1)の解答例を示します。

 

問題(1)の解1

 最小渡河回数5回の解が8通りある。

 親トラをA,子トラをa,親ライオンをB,子ライオンをb,ボートをとする。

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動物親子渡河問題(1)

 動物親子渡河問題(1)を紹介します。

 

問題(1)

 トラとライオンの親子が川の左岸にいる。川にはボートが一そうあり、一度に2頭しか乗れない。また、親がいなくなって子だけになると他の親が子を食べてしまう。このボートで4頭が無事に川を渡り右岸に着く方法を考察せよ。
 ただし、どの親子もボートを漕ぐことができるものとする。

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数学的帰納法によって解ける整数問題・考察(3)

 数学的帰納法によって解ける整数問題・考察(3)を示します。

 

考察(3)

 58x+17y = 1 となる整数x,yをユークリッド互除法を用いて
求めることができる。

 ヒント:58と17は互いに素である。

 58と17の大公約数を求めるユークリッド互除法を用いる。

   58 = 17×3+7 --- (1)
   17 = 7×2+3  --- (2)
    7 = 3×2+1  --- (3)
    3 = 1×3   --- (4)

   1 = 7-3×2         (3)を変形する。

    = 7-(17-7×2)×2  (2)を用いて3を展開する。

    = 7×5-17×2       整理する。

    = (58-17×3)×5-17×2  (1)を用いて7を展開する。  

     = 58×5-17×17

したがって、x = 5,y = -17 を得る。

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