天然数問題(1)を紹介します。
問題(1)
13に数字の和(1+3)を加えると17になる。この結果にまたその数字の和(1+7)を加えると25になる。こうした操作を続けると、数列
13, 17, 25, 32, 37, 47, …
が得られる。
逆に、13より小さい自然数で、その自然数と数字の和を加えて13となる自然数を探してみる。
12で試してみると, 12+3=15だから13とならない。
11では、11+2=13で成り立つ。
では、9について試してみる。
8を試してみると、8+8=16で9とならない。
7を試してみると、7+7=14で9とならない。
6を試してみると、6+6=12で9とならない。
5を試してみると、5+5=10で9とならない。
4を試してみると、4+4=8で9とならない。
3を試してみると、3+3=6で9とならない。
2を試してみると、2+2=4で9とならない。
1を試してみると、1+1=2で9とならない。
すなわち、9より小さい自然数で、その自然数と数字の和を加えて9となる自然数がない。数9を天然数と呼ぶ。
一般に自然数nを考える。n未満の自然数m(1≦m≦n-1)について、自然数mとその各桁の数字の和を加えたものが n に一致しないとき、自然数nを天然数と呼ぶ。
1は天然数とする。
たとえば、19は天然数でない。 20は天然数である。
1桁の天然数を求めよ。