パズル万華鏡

面白いパズルの紹介と解説をします。

時間測定問題(1)の考察

 時間測定問題(1)の考察を示します。

 

(考察)

 燃え尽きる時間が同じt秒の2本の導火線A,Bがある。 

①導火線Aの両端、導火線Bの片端に火をつける。

②導火線Aが燃え尽きたとき、導火線Bの残りの端に火をつける。

このとき、t/2秒、t/2+(t-t/2)/2 = (3/4)t 秒の時間が測定できる。

 燃え尽きる時間が同じt秒の3本の導火線A,B,Cがある。 

①導火線Aの両端、導火線B,Cの片端に火をつける。

②導火線Aが燃え尽きたとき、導火線Bの残りの端に火をつける。

③導火線Bが燃え尽きたとき、導火線Cの残りの端に火をつける。

このとき、t/2秒、(3/4)t秒、(3/4)t+(t-(3/4)t)/2=(7/8)t秒の時間が測定できる。

n(≧1)本の導火線に同様の操作をするとき、

  (1/2)t,(3/4)t,(7/8)t,…,{(2n-1)/2nn}t

の時間が測定できる。