パズル万華鏡

面白いパズルの紹介と解説をします。

数の長方形問題考察(1)

 数の長方形問題考察(1)を紹介します。

 

考察(1)

 に記号 x(1),…,x(9),x(10)を割り当てる。

  x(1) x(2) x(3)
  x(10)   x(4)
  x(9)   x(5)
  x(8) x(7) x(6)

 条件より、

  x(1)+x(2)+x(3)+x(4)+x(5)+x(6)+x(7)+x(8)+x(9)+x(10)
    =1+2+3+4+5+6+7+8+9+10
    =55

が成り立つ。

 辺の合計をmとする。

  x(1)+x(2)+x(3)=m
  x(3)+x(4)+x(5)+x(6)=m
  x(6)+x(7)+x(8)=m
  x(8)+x(9)+x(10)+x(1)=m

 最初の式と合わせると、長方形の頂点x(1),x(3),x(6),x(8)において、

  x(1)+x(3)+x(6)+x(8)=4m-55

が成り立つ。

 また、x(1)+x(3)+x(6)+x(8)の最小値は、1+2+3+4=10より、m≧17、最大値は、7+8+9+10=34より、m≦22がわかる。

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