パズル万華鏡

面白いパズルの紹介と解説をします。

図形の復元問題(2)の解

 図形の復元問題(2)の解答例を示します。

 

(2)の解

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 ABを直径とする円P、BCを直径とする円Q、CDを直径とする円R、DAを直径とする円Sを考える。

①Aを通る直線Lと円Pとの交点をX、円Sとの交点をUとする。

②XとBを通る直線が円Qと交わる点をYとする。

③YとCを通る直線が円Rと交わる点をZとする。

④ZとDを通る直線が円Sと交わる点はUとなる。

したがって、四角形XYZUは長方形となる。

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ABが直径から、 a + b = 90°
BCが直径から、 c + d = 90°
CDが直径から  e + f = 90°

XAUが直線から、 a + x + h = 180°
XBYが直線から、 b + y + c = 180°
YCZが直線から、 d + z + e = 180°
ZDUが直線から、 f + u + g = 180°

 これらを合計すると、

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g + h = 90°

 したがって、線分XAの延長と、線分ZDの延長の交点Uは、
直径をADとする円周上にあり、∠AUZは90°である。

 

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