犯人探し問題(1)の解答例を示します。
(1)の解1
(イ)Aの証言が正しくないと仮定すると、
CもDもは窓ガラスを割っていない
ことになる。また、A以外の3人は正しい証言をしていることになるので、
Bの証言から
Dは窓ガラスを割った
ことになる。そうすると、Aの証言と矛盾する。
したがって、Aの証言は正しい。
しかし、誰が窓ガラスを割ったかはわからない。
(ロ)Bの証言が正しくないと仮定すると、
Dは窓ガラスを割っていない
ことになる。また、B以外の3人は正しい証言をしていることになるので、
Cの証言から
Cは窓ガラスを割っていない
ことになる。そうすると、CもDも窓ガラスを割っていないので、
Aの証言と矛盾する。
したがって、Bの証言は正しい。
すなわち、Dが窓ガラスを割ったことがわかる。
(ハ)Cの証言が正しくないと仮定すると、
Cは窓ガラスを割った
ことになる。また、C以外の3人は正しい証言をしていることになる。
ところが、そうすると、Bの証言とDの証言が両者とも正しいという
矛盾になる。
したがって、Cの証言は正しい。
しかし、誰が窓ガラスを割ったかはわからない。
(ニ)Dの証言が正しくないと仮定すると、
Dは窓ガラスを割った
ことになる。また、D以外の3人は正しい証言をしていることになる。
このことは、Aの証言、Bの証言、Cの証言と矛盾しない。
しかし、誰が窓ガラスを割ったかはわからない。